この記事で解決できるお悩み
- パターンエントリーを深く学びたい
- パターンの組み合わせを知りたい
- 損切りが上手くなりたい
- 分析方法をマスターしたい
パターンエントリーを実践レベルで使っていくためには、単にパターンを覚えるだけでは不十分です。
基本的なチャートパターンを理解するのは、トレードで成功するための第一歩ですが実際の市場では、より高度なテクニックや追加の分析が必要になります。
この記事では、パターンエントリーの上級編としてパターンの使い方やパターンの組み合わせの重要性について解説します。
先生!パターンの基礎編をしっかりと学んだのですが、次にどうすればいいでしょう?
基礎編の学習お疲れ様!次はパターンエントリーの上級編について学んでいこう。
はい!今回もまたパターンを暗記していけばいいですか?
いや、パターンを覚えるだけでは勝ち続けることは難しいんだ。他のテクニックと組み合わせてエントリーの精度を上げていかなければならない。
今回はパターンエントリーの上級編として、より一歩進んだ内容を解説するので、しっかりと学んでいこう。
パターンエントリーの基礎編はこちらです↓
パターンで負けるありがちな方法
まずはパターンを単独で使うとすれば、基本的に負けると思ってください。
パターンを単独で使用することがなぜ損失につながるかというと、多くのパターンはその性質上、トレンドの転換点を狙った逆張り戦略に基づいているからです。
逆張り戦略とは、現在のトレンドに逆らってするトレードのことで、市場が既存のトレンドから転換する瞬間を狙います。
例えば以下のチャートを見てください。Aの高値でダブルトップ形成を狙ってBでエントリーした場合、実際には大きな損失を被る可能性があります。
※オールインワンより引用
これは、パターンが確認された後でも市場が予想とは異なる方向に動くことがあるためです。
パターンが形成されるという事実だけでは、市場が実際にどの方向に動くかを確実に予測するには不十分であり、しばしば優位性の低い場所でのエントリーをしてしまいます。
- パターンはトレンド転換を狙う逆張り
- パターンを単独使用では優位性の低い場所でのエントリーになる
- パターンだけでの予測は不十分
パターンの精度を上げるコツ
では一体どうすればよいかということになりますが、答えは他のテクニカルを組み合わせることです。
複数の優位性を組み合わせることで、パターンエントリーの精度は上がります。
エリオット波動やダウ理論などの異なるテクニカルの組み合わせである必要はなく「パターン×パターン」という組み合わせも有効です。
推奨されるテクニカルがこちら。
- パターン
- レジサポライン
- フィボナッチ
- ダウ理論
- エリオット波動
パターン×テクニック組み合わせ 上級編
ここからは実際に、パターンとテクニックの組み合わせを見ていきます。
組み合わせによってそれぞれ考え方が違ってくるので、優位性を高めることを意識してしっかりと覚えていきましょう。
パターン×パターン
※パターンエントリー完全公開より引用
パターン×パターンは、マルチタイムフレーム(MTF)を使った分析です。
マルチタイムフレームとは、複数の時間足のチャートを同時に分析する手法のことで、例えば1時間足を見て取引をしたいときには、4時間足と15分足のチャートも分析します。
取引時間にこだわりがないときには、時間足の異なるチャートを網羅的に表示して分析する場合もありますが、基本的に以下のように上位足から下位足へというのが鉄則となります。
※パターンエントリー完全公開より引用
マルチタイムフレーム分析を取り入れることで、トレンドに逆行したトレードを防ぐことが可能になります。
①上位⾜のパターンを⾒つける
(トレード戦略)
②上位⾜のエントリーポイントに到達したら下位⾜の中でさらにパターンを⾒つける
(エントリー戦略)
パターン×パターンの具体例
※パターンエントリー完全公開より引用
パターン×レジサポライン(ゾーン)
※パターンエントリー完全公開より引用
レジサポゾーンでのパターン形成はよく⾒られます。
上の図のようにレジサポラインで反発し、15分足でダブルボトムを形成しているとき、さらにパターンを⾒つけて精度を上げられます。
①レジサポラインやゾーンを⾒つける
②レジサポに沿ってパターンを形成していないかを確認
③パターン×パターンも併⽤すればさらに精度が上がる
パターン×レジサポライン(ゾーン)の具体例
パターン×フィボナッチ
※パターンエントリー完全公開より引用
レジサポゾーン同様に、フィボナッチリトレースメント付近でのパターン形成はよく⾒られます。
フィボナッチ・リトレースメントはフィボナッチ比率に基づく23.6%、38.2%、61.8%、76.4%に50%も加えた水平ラインを引くインジケーターのことです。
①フィボナッチリトレースメントを引く
②フィボナッチラインに沿ってパターンを形成していないかを確認
③レジサポラインとフィボナッチラインが重なっていたり、パターン×パターンも併⽤すればさらに精度が上がる
パターン×フィボナッチの具体例
パターン×ダウ理論
※パターンエントリー完全公開より引用
ダウ理論によると、トレンドは明確な転換シグナルが出るまで継続するとされています。
明確なシグナルとは、安値の切り下げや⾼値の切り上げのことです。
⾼値が更新できなくなると上昇トレンドの終焉となり、安値が更新できなくなると下降トレンドの終焉となります。
①ヘッドアンドショルダーズ
②上の図のように⾼値と安値が切り下がっているものが対象となる
③トレンドは明確な転換シグナルが出るまで継続するに該当することとなり、パターンと⼆重のエッジとなる。
パターン×ダウ理論の具体例
パターン×エリオット波動
※パターンエントリー完全公開より引用
エリオット波動の波の切り替わりポイントでは、パターンが出現することが多いです。
推進波の5波それぞれの切り替わりポイントを15分足に拡大すると、さまざまなパターンを形成されていることがあります。
①エリオット波動のそれぞれの波の転換点を計測
②パターンを観測
③フィボナッチ等の計算も組み合わせて使うことにより、より多くのエッジを獲得でき、精度がさらに上がる
パターン×エリオット波動の具体例
まとめ
- パターンは逆張りとなり、騙しが多いのでそのまま使⽤しない
- 様々なパターンがあるが、優位性を⾼めるためには組み合わせが重要
- パターン×パターンは全ての組み合わせで使⽤することが可能
- マルチタイムフレームは、パターンエントリーにおいて⾮常に重要な考え⽅
- ヘッドアンドショルダーズは、ダウ理論に沿ったパターンであり⽐較的騙しも少ない
- レジサポ、フィボナッチを組み合わせるときは、これらのラインが重なるところはより
強い優位性を獲得できるエントリーポイントになる可能性が⾼い - エリオット波動を組み合わせるとさらに⾼い優位性を獲得できる可能性が⾼い
パターンエントリーって組み合わせがなによりも重要なんですね。
そうだね。いろいろなテクニカルを組み合わせて精度を上げていく必要があるんだ。あとはマルチタイムフレーム分析によって、トレンドに逆行したトレードを防いだり、新たなパターンを見つけられるよ。
パターンエントリーの精度を上げるためには、テクニカル分析の複数の側面を組み合わせ、継続的に市場を分析し、学び続けることが必要です。
パターンエントリーをしっかりと身に付け、レベルアップを目指しましょう。
パターンエントリー基礎編はこちら
パターンエントリーパターンの騙しについてはこちら(記事公開後に設定)
エリオット波動の必勝パターンも記事にまとめました
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