この記事で解決できるお悩み
- パターンエントリーの騙しについて知りたい
- パターンエントリーの騙しの対策について知りたい
- 損切りが上手くなりたい
- 分析方法をマスターしたい
パターンエントリーは優れたエントリー⼿法ですが、相場なので当然騙しはあります。
パターンの騙しに対応できるスキルを⾝につけることで、よりパターンエントリーで勝つ可能性を上げられます。
騙しがどのように起こるのか、どのように対策すればいいかをしっかりと⾝につけておきましょう。
この記事では、パターンエントリーの初級編と上級編を学んだあなたに、パターン潰しと対策についてお伝えしていきます。
先生!騙しって何ですか?
簡単に言えば、エントリー後に相場が逆の動きになってしまうことだよ。パターンエントリーには騙しが多く複雑なので対策は必須なんだ。
なるほど!騙しがわからないと逆に損をしてしまうってことですね。
うん。せっかくパターンエントリーを覚えたしても、騙しへの対策を身に付けないと有効に使うことはできないよ。
今回は騙しがどのように起こるのか、どう対策していけばいいのか解説するので、しっかりと学んでいこう。
パターンエントリーの基礎編はこちらです↓
パターンエントリーの上級編はこちらです↓
本気でパターンを勉強したい人は、この記事読まないと一生パターンで損します。
パターンは騙しが頻出
パターンエントリーを実際に実践していくと、騙しが多いことに気がつくと思います。
騙しも複雑で、パターンエントリーでは常に以下の3つが存在します。
- パターン成立
- 髭によるストップ狩り(パターンは成立)
- パターン不成立(一旦パターン不成立と思いきや急にパターンの動きに戻るタイプ)
髭によるストップ狩り
※パターンエントリー完全公開より引用
髭によるストップ狩りは、パターンが形成されつつも、損切りを引き起こしやすい状況を示します。
価格は一時的に前回の高値や安値を髭で更新した後、支持線や抵抗線の近くまで戻るという特徴があります。
※パターンエントリー完全公開より引用
結果的に、価格が新たな高値や安値を更新せずにパターンが成立する動きを見せることもあります。
前回の安値をヒゲで下回ることによって、近隣のロスカットを引き起こし、多くのトレーダーが損切りによりポジションを手放します。
この場合、パターンが確立しても、利益を上げることが難しくなります。
パターン不成⽴
※パターンエントリー完全公開より引用
パターン不成⽴は、パターンの形にならないという極めて単純なものです。
例えば上記画像のように、ダブルボトムが形成されると思ったのに安値を抜けるといったようなことです。
ロット管理が重要
パターンが確立するか否かは、実際そのときになってみなければ判断できません。
そのため、可能なシナリオを想定しながら慎重にトレードを進める必要があります。
この際に欠かせないのが「ロット管理」です。
パターントレードに特化したロット管理戦略を立てるにあたり、まずは成功確率の高いパターンエントリー戦略を選択しましょう。
そうすることで、パターンが不成立となるリスクを可能な限り減らせます。
証拠金については、初回のトレードでは資金の「1割~最大でも5割」を目安にすることをおすすめします。
もし資金の100%を投じて繰り返しトレードを行えば、損失を出す可能性は非常に高いといえます。
ロット管理を適切に行うことで、長期的なトレードでの成功に繋がります。
パターン不成⽴のロット管理
パターンエントリーで精度を上げるための優位性リストを作成しました。
※パターンエントリー完全公開より引用
⼀般的に、該当リスト数が多くなるほどロット数を上げていくと考えてください。
パターンが成⽴し含み益が出た場合、残りのロットに関してはどのタイミングで⼊れれば良いかについては次のページで解説します。
ロットの⼊れ⽅イメージ
※パターンエントリー完全公開より引用
この画像はダブルボトムを参考にしていますが、他のパターンでも考え⽅は同じです。
- ダブルボトムが成⽴すれば、ここでロットを1~5割程度入れ、不成⽴なら損切りで逃げます
- ダブルボトム直前の⾼値は、初めのレジスタンスポイントとなり⼀旦下落しやすい傾向があります
- 安値が切り上がる場合、市場は本格的な上昇トレンドに入る可能性が高まります。
この段階で、投資ロットを計画の5割~7割に引き上げます - まだ市場が不安定である可能性があり、戻る可能性があるのでここではロットを控えます
- でこれまでレジスタンスとして機能していたラインがサポートに変わります。
ここで反転すると⾼値更新、安値切り上げの両⽅が成⽴します。つまり、ここからトレンド転換をしやすくなるため、ロットを計画の10割に引き上げるといった判断ができます。
- パターン形成の1(前ページ番号)のような段階では騙しが多いのでロットは少なめに。あくまでまだ逆張り状態であることを忘れないように
- 2-3が連続することでボックス相場を形成する場合もあるのでロットを上げるのは3の安値か、5のようなレンジを抜けたところが最適と考える
- 2で上抜けするようであれば3,4を⾶ばして5へ
- 5のエントリーはできるだけパターンが望ましい(パターン×パターンに持っていければベター)パターンにすることで、買い増しした建て⽟の損切りラインも明確になる
- 建て⽟を買い増しすると平均取得単価が上がるので全て1のライン下に損切りを集中させた場合、トレード全体で損失となるため注意が必要
- 4が強い上昇トレンドとなり押し⽬をつけない場合は無理せず買い増しを⾒送る
- 慣れるまでは1,3のみで⼩さいロットでトレードするとより安全
- トレード戦略全体が上昇トレンドの押し⽬や下落トレンドの戻りなどであれば成功する可能性は⾼くなる
番外編
ロットの入れ方の番外編として、ヘッドアンドショルダーズは他のパターンとロット配分を少し変えているので、改めてここで紹介します。
※パターンエントリー完全公開より引用
ヘッドアンドショルダーズ成⽴したとき、ロットを3~7割入れて不成⽴なら損切りで逃げます。
②④安値を切り下げると本格的な下落トレンドになる可能性が⾼くなること、揉み合いになったり騙しになる可能性もあるので注意が必要です。
ヘッドアンドショルダーズは、確度が⾼い⼀⽅で⼀気に下落に⼊ることや、下がったと思ったら上昇に⼊るなどクセもあるため、売り増しの場合③のみで⼗分です。理想を言えばここでロットを10割にします。
⑤は存在しない場合もあるが、その場合は③から下落トレンドへ(5がそのまま上昇トレンドに変化するパターンもあるので注意してください。
➀を抜けたら全て逃げることが基本です。
その場合、最⾼値とのダブルトップの可能性にも注⽬し、エッジがあればエントリーも視野に入れます。
騙し対策
最後に、ストップ狩り発生時の騙し対策をみていきましょう。
ストップ狩り発⽣時の騙し対策
※パターンエントリー完全公開より引用
ストップ狩りは、髭の発⽣によって起きることが多いです。
直前の安値を割り込む時にスパイクのような動きをします。(安値に向かって価格が急落するような動きとなり、⼀気に安値を割り込む)
トレーダーの⼼理としては急落してくるチャートに恐怖を覚え、ロングポジションを決済したり、ストップロスで狩られることが多いでしょう。
こういった場合、落ち着いてスパイクパターンで対応すれば大丈夫です。
以下の画像で実際のチャートで動きを確認してみましょう。
ストップ狩り発⽣時の騙し対策(実践チャート)
※パターンエントリー完全公開より引用
4時間足でトリプルトップレジスタンスラインを形成した白丸部分を15分足で拡大してみます。
すると、スパイクのエントリーパターンになっていることがわかります。(フィボナッチ61.6%戻しで価格が止まっている)
パターンに必要なローソク⾜の復習
※パターンエントリー完全公開より引用
パターンに必要なローソク足ですが、正しく使うために読み方を覚えることは必須なので、ここで今一度復習しておきましょう。
陽線・・・寄付より⼤引けのほうが⾼い
陰線・・・寄付より⼤引けのほうが安い
星 ・・・寄付と⼤引けが同じ値
同じ価格でも、どのローソクで引けたかによって相場の強弱は異なります。
まとめ
- パターンエントリーには騙しが多い
- パターンが形成したとしても損切によって利益が出ないこともある
- ロット管理が重要となる
本気でパターンを勉強したい人は、この記事読まないと一生パターンで損します。
パターンが成立したのに髭によるストップ狩りがあったり、パターンが不成立になったりと、いろいろな騙しがあるんですね。
そうだね。ただ、パターンエントリーでは「パターン成立」「髭によるストップ狩り」「パターン不成立」の3つしかないので、しっかりと覚えておこう。
パターンエントリーは、騙しの多さと複雑さの対策が重要になります。
騙しに対処するためには、パターンの確認や分析、ロット管理がとても大切です。
偽のシグナルを見分ける能力を養い、パターンエントリーの騙しに遭わないようにしましょう。
▽パターンエントリー基礎編はこちら▽
▽パターンエントリー上級編はこちら▽
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