この記事で解決できるお悩み
- 推進波と調整波の見分け方を知りたい
- エリオット波動をより学びたい
- 分析方法をマスターしたい
- エントリーが上手くなりたい
先日こんなツイートをしました。
FX勝つための勉強するならこれ!
— FLARE FX / 投資収益1億越! (@FLARE__FX) October 1, 2023
トレンドフォロワーだろうが、逆張りだろうが根本は同じです。
①エリオット波動
②フラクタル構造
③マルチタイムフレーム
④フィボナッチ数
⑤ダウ理論マスター
⑥酒田罫線法
これできると勝ちやすい
やってないのあれば全部やればOK!#FX初心者
今回は、エリオット波動理論の肝となる、推進波と調整波の見分け方についてFX初心者向けに解説してみます。
エリオット波動理論は、推進5波、修正3波の周期的なパターンを元にトレンドを察知する方法でしたね。
そうだね。でもエリオット波動理論の理解ができたとしても、波の見分け方がわからないとなかなか利益につながりません。
たしかにこれは推進波なのかな?って不安になることがあります。
まずは波をきちんと見極めることができるようにならないとね。
ということでエリオット波動の推進波と調整波についておさらいした上で、分析するときのポイントを初心者向けに解説します。
推進波と調整波とは
エリオット波動の推進波と調整波は、トレンドによって発生しているチャート上の波動の特徴を指す言葉です。
推進波は、相場がトレンドの方向に動く傾向を表します。上昇トレンドが存在する場合、推進波は相場の上昇を促します。
調整波はトレンドの逆方向に進む相場の動きを指します。上昇トレンド中に相場が下落すると、そのチャート上の下落動きが調整波とされます。
FXで上昇トレンドが発生するときを例にすると、トレーダーが買い注文をすることでレートがさらに上がって推進波が形成されます。
相場上昇を見て利益確定をしようと売り注文を出すトレーダーが増えるため、結果として生み出されるのが調整波です。
エリオット波動理論では5回の推進波があった後、大きな調整波が発生して相場が転換すると考えられています。
相場のトレンドが変わった後も反発が起こるので、一度推進波による修正が入ってから調整波になるというのがエリオット波動の基本的な理論です。
初心者がエリオット波動分析でありがちな悩み3選
ここでは、エリオット波動理論で初心者によくありがちな悩みのケースをみてみましょう。
①推進波と調整波が区別できない
チャートは常に細かく上下動をしていているものなので、どの動きがエリオット波動理論に基づく波動なのかがわからないというのがよくある悩みです。
推進波と調節波を見分けられなければ、エリオット波動理論の3原則を満たしているかどうかも判別できません。
エリオット波動理論の3原則はこうだったね。
- 推進波の第1波、第3波、第5波の中で第3波が最も短くならない
- 推進波の第2波の終点が第1波の始点を超えることはない
- 推進波の第4波の終点は第1波の終点を超えることはない
そもそも推進波や調整波がわからなければ、エリオット波動か形成されているかどうかが察知できないため使いこなすことはできません。
②推進波がまだ続くのではないかと不安になる
エリオット波動を用いたチャート分析では、推進波の持続期間を正確に予測するのが難しいことがあり、そこに不安を感じることもあるでしょう。
例えば、上昇トレンド時に第3波でエントリーした場合、第4波の調整後に第5波が起こり価格が上昇すると予測できますが、どこまで上昇するのかを知るのは困難です。
これにはフィボナッチの計算が必要となります。
フィボナッチは一般的に知られているリトレースメント意外にもさまざまな方法があり、効率的に組み合わせることで波の価格がどこまで上がる、下がるの計算ができるようになります。
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③調整波が継続する可能性を捨てられない
エリオット波動理論で調整波の見極めは、利益を最大化するために重要です。
調整波がどの程度続くかを正確に判断することで、売り注文を出すタイミングを見計らいながら推進波への転換点で決済することが可能になり、利益を出すチャンスが増えます。
しかし、調整波の持続期間を過大評価してポジションを保持し続けると、相場が反転してしまい後悔することもあります。
特にC波のような調整波の終わりを予測するのは難しく、トレードの最適なタイミングを見失うことがあります。
エリオット波動の推進波と調整波を見分ける方法
エリオット波動の推進波・調整波を見分けるためには、フォーメーション分析はおすすめです。
フォーメーション分析はチャート上の相場の動きをパターンとして認識し、特定のパターンになったときにはトレンドの継続や転換が起こると予測する分析手法です。
ここでは推進波と調整波を見分けてトレードに生かすための5つのパターンを紹介します。
インパルス
※オールインワンより引用
インパルスは、エリオット波動の推進波で発生する細かい波動です。
相場の変動幅の比率で「5-3-5-3-5」という繰り返しになります。
インパルスでは第3波が第1波、第5波よりも短くならず、第2波の終点が第1波の起点よりも高く、第4波と第1が一致しないという3つの条件を満たします。
インパルスが発生したときには推進波です。
- 第2波が第1波の起点を割り込むことはない
- 第3波が最も短くなることはない
- 第4波が第1波の終点を割り込むことはない
フェイラー
※オールインワンより引用
フェイラーはエリオット波動理論において、第5波が第3波の高値(上昇トレンドの場合)または低値(下降トレンドの場合)を超えることができない現象を指します。
この状況は通常、市場での盛り上がりの低下や、既に十分な価格変動があったとの認識が原因で発生します。
フェイラーの発生は、相場の転換点や新たなトレンドの始まりを示唆する可能性があり、トレード戦略や市場分析において重要な指標となり得ます。
フェイラーによって第5波が形成された後、市場はしばしば調整波へと移行し、新しいトレンドが形成されることがあります。
相場の反転や新たな動きへの準備として解釈されることが多いです。
- フェイラーとは失敗という意味
- トランケーションとも呼ばれる
ダイアゴナル
※オールインワンより引用
ダイアゴナルは、推進波と修正波の
を読み取れるフォーメーションです。
最もわかりやすい見方は相場が上下動をしているときに、高値と低値が狭まっていくのが特徴です。
「5-3-5-3-5」や「3-3-3-3-3」といったパターンの波動も形成されることがあり、だんだんと波が収束あるいは拡散していく様子がチャート上で見て取れます。
上昇トレンドのときには高値に比べて低値の上がりが大きく、収束に向かうと修正波に変わるのが一般的です。
逆に、高値に比べて低値の上がりが小さくて拡散に向かう場合には推進波が継続されます。
- ダイアゴナルの1波と4波は重なる
- 高値と低値のラインは徐々に狭まる
ジグザグ
ジグザグは、修正波が正しく形成されているときに生じる波形です。
エリオット波動全体の修正波のA波、B波、C波が5-3-5の数で構成されていて、A波の低値よりもC波の始点が高いときに完成します。
ジグザグが完成すると、トレンドが転換する傾向が強いことがわかります。
第5波やB波の終点でトレードを始めたときには特に重要で、エリオット波動の最後の修正波がどこまで進むかを見分ける目安になります。
- 修正波であるがトレンドを作る波でもある
- 予測できれば利益が出やすい波形
フラット
フラットは、ジグザグとの対比として使うことで効果を発揮するフォーメーションです。
フラットもジグザグと同様に修正波で起こる波形です。
フラットの特徴はB波が発生したときにA波の始点、つまり第5波の終点に近づく傾向があります。
そして、C波の終点はA波の終点よりも低くなりません。
レジスタンスラインが引かれたように、A波の終点と同じくらいの相場でC波が反発を受けるのが典型的です。
また、フラットはエリオット波動のA波が発生した後、3-3-5の波の数で形成される傾向があります。
このようなフラットの波形ができたときには反発を受けて、トレンドが再び転換する可能性があります。
- フラットは値動き幅が少なく限定的
- ABCの3波構成で副次波は3-3-5波構成となる
まとめ
- 波がわからないとそもそもエリオット波動理論が使えない
- フォーメーション分析も利用して波を見極める
- 推進波がわかればおのずと調整波がわかる
エリオット波動によるFXトレードでは推進波と調整波を見極めることが成功につながるんですね!
波動によるエリオット波動の形成を考えるだけでなく、反発による値動きをどう解釈するかを考慮することが重要です。
推進波と調整波の典型的なパターンは、フォーメーション分析によって波を見極めましょう。
エリオット波動の必勝パターンも記事にまとめました
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