この記事で解決できるお悩み
- フィボナッチのターゲットについて知りたい
- エリオット波動をより学びたい
- 分析方法をマスターしたい
- エントリーが上手くなりたい
先日こんなツイートをしました。
FX勝つための勉強するならこれ!
— FLARE FX / 投資収益1億越! (@FLARE__FX) October 1, 2023
トレンドフォロワーだろうが、逆張りだろうが根本は同じです。
①エリオット波動
②フラクタル構造
③マルチタイムフレーム
④フィボナッチ数
⑤ダウ理論マスター
⑥酒田罫線法
これできると勝ちやすい
やってないのあれば全部やればOK!#FX初心者
今回は、④のフィボナッチについてFX初心者向けに解説してみます。
フィボナッチって聞いたことがあるけどよく分かっていません…
エリオット波動が形成されたあと、利益確定のタイミングがわからずにチャンスを逃してしまうことはないかな?
そうなんです!エリオット波動でカウントしても、いつ転換するのかがわからないので結局はチャンスを逃してしまうことが多いです。
どこまでトレンドが伸びるかわかるようなツールとかあればいいのに。。。
エリオット波動理論に基づいてトレードタイミングを見極めるときにはフィボナッチが有効だよ。フィボナッチを覚えることでエリオット波動のターゲットもわかるようになる。今日は大きな見取り図を覚えておこう!
記事内に出てくる画像は下記の『オールインワン』から引用しています。
フィボナッチとは
フィボナッチとはイタリアの13世紀の数学者レオナルド・フィボナッチに由来しています。
レオナルド・フィボナッチは数学者として多数の功績を残してきました。
その中で現代でも有名なのがフィボナッチ数列の発見です。このフィボナッチ数列は神秘の数列とも呼ばれています。
FXではフィボナッチ・リトレースメントなどのインジケーターが有名で、テクニカル分析によく活用されています。
インジケーターは、相場を分析するときのサポートとなるツールのようなものだよ。
FXにおいてフィボナッチ数列に基づくインジケーターが開発されています。
フィボナッチ数列とは
フィボナッチ数列とは数列の一種で、前項と現項の和が次項になるという規則的な数列です。初項を0、2項を1とするのがフィボナッチ数列の基本形で、以下のような数列になります。
0, 1, 1, 2 ,3 ,5 ,8 ,13 ,21 ,34 ,55, 89, 144, …
FXにおけるフィボナッチの活用では、フィボナッチ数列がそのまま使用されることはあまりなく、この数列の神秘性をはっきりと示すフィボナッチ比率が活用されています。
フィボナッチ比率とは
フィボナッチ比率とは、フィボナッチ数列の数値を規則的な方法で割った数値が収束したときの数値です。
例えば、連続する2つの数字を3/2=1.50、5/3=1.67、8/5=1.6というように計算して数列を作ると、収束する値が約1.618になります。
この比率は黄金比と呼ばれる自然界に多く存在する比率で、蜂の巣の寸法やアンモナイトの螺旋の寸法にも登場しています。
人工物ではエジプトのピラミッドやミロのヴィーナスが有名です。
フィボナッチ比率は前項を後項で割ると0.618に収束していきます。このような数値の神秘性はFXに限らずよく注目されてきました。
フィボナッチの意味・解釈
フィボナッチ比率は、自然界や人間の直感に深く根ざした不思議な比率と言えるでしょう。
例えば、先ほどの太古のエジプトで建てられたピラミッドはその美しさで知られる歴史的な建築物です。エジプトの人々は、王を祀るために誰もが美しいと感じる設計でピラミッドを作りたいと願っていたのかもしれません。
パリの凱旋門もフィボナッチを意識した作りとなっています。
しかし、紀元前のエジプトにフィボナッチ理論はまだ知られていませんでした。人々の直感による設計がフィボナッチ比率を反映したピラミッドを生み出したと考えられています。
これは、フィボナッチ比率が人間の根本的な心理から生じる特徴であることを示しています。
エリオット波動理論でフィボナッチが重要な理由
エリオット波動理論によるFXトレードで、フィボナッチが重要なのはなぜなのでしょうか。
フィボナッチに基づくインジケーターが活用されている理由とも関わりが深いので、確認しておきましょう。
転換点を予想できるから
エリオット波動理論では推進波が形成された後、修正波が形成されるのが基本です。
相場が上昇した後に下落する転換点を狙えれば、FXで容易に利益を上げる取引ができます。
さらに細かく見れば、推進波は5つの波動、修正波は3つの波動によって形成されています。それぞれの上昇波、下降波のタイミングを予想できたとしたら理論的には何度も利益を上げることが可能です。
この転換点は大衆心理によって決まっています。
いつ買うか、売るかをトレーダーが判断するときに深層心理としてフィボナッチが反映されていることが多いため、エリオット波動理論とフィボナッチ比率を掛け合わせると精度が高くなります。
インジケーターで分析しているトレーダーが多いから
フィボナッチ数列やフィボナッチ比率に基づいて開発されたインジケーターは、トレーダーがテクニカル分析に使用しています。
インジケーターとして使用しテクニカルトレードをしている人は、一定の条件を満たしたときに売買の決断をします。
その結果、フィボナッチインジケーターで分析しているトレーダーが一斉に取引するタイミングでは、大きな相場の変動が起こるでしょう。
そのタイミングを狙うと大きな利益を得ることが可能です。エリオット波動の経験的な法則と、フィボナッチによるテクニカル分析の法則を組み合わせると確度を上げられます。
エリオット波動と相性の良いフィボナッチインジケーター
エリオット波動の転換点を見極めるのに有効なフィボナッチインジケーターは、さまざまな視点で開発されています。
ここでは、エリオット波動と特に相性が良くて使いやすいフィボナッチインジケーターを紹介します。
フィボナッチ・リトレースメント
※オールインワンより引用
フィボナッチ・リトレースメントはフィボナッチ比率に基づく23.6%、38.2%、61.8%、76.4%に50%も加えた水平ラインを引くインジケーターです。
安値と高値を挟んでフィボナッチ比率により水平ラインを引くことで、ラインにクロスした時点で売買注文が活発になると予想できます。
例えば、エリオット波動理論で第3波が転換点に達した際に、押し目買いを通じて次の波がいつ発生するかを、第3波のフィボナッチ・リトレースメントを使って予測することができます。
- エントリーポイントを探るときに使う
- ラインを超えたときのトレンドの転換に注意すること
フィボナッチ・エクスパンション
フィボナッチ・エクスパンションはトレンドの延長線がどこまで進むかを見極めるのに有効なインジケーターです。
フィボナッチ・エクスパンションは拡張という意味合いがあり、上昇や下降の動きがどのくらい強く進んでいくかを見定められるのが特徴です。
エリオット波動では第3波の転換点を見極める方法として優れています。エリオット波動の第1波が発生して第2波による修正が起きた後、第3波が発生して上昇トレンドが形成されていきます。
さらに第4波による修正後に第5波ができてピークに達するのがエリオット波動理論です。この際の相場上昇の上限として黄金比の1.618が登場することが多くなっています。
第3波のピークあるいは第5波のピークとして、第1波をベースにすると確度の高い予想ができます。
- エントリーした後にポジションをどこまで保有するかの判断に役立つ
- フィボナッチ・リトレースメントと合わせて使うと効果的
フィボナッチ・タイムゾーン
フィボナッチ・タイムゾーンは、相場価格ではなく時間を軸にして分析するインジケーターです。
フィボナッチ数列に基づいて、起点からフィボナッチ数の倍数の垂直ラインが表示されます。
フィボナッチ・タイムゾーンは時間にこだわるトレーダーが多い市場で有効です。
フィボナッチ・タイムゾーンの垂直ラインと、エリオット波動の動きが一致したときには転換点になる可能性が高いと判断できます。
フィボナッチ・タイムゾーンによる分析は、エリオット波動のどの転換点にも適用できる方法です。推進波と調整波の転換点だけでなく、押し目買いや戻り売りのタイミングも狙える柔軟性があります。
- フィボナッチ・リトレースメントと合わせて使うことで相乗効果が見込める
- フィボナッチ・タイムゾーンは指標として使う人が多いわけではないので過信しすぎない
まとめ
- フィボナッチは大衆心理を計るための考え方
- フィボナッチ数列ではなくフィボナッチ比率が重要
- フィボナッチをエリオット波動理論と合わせることで取引の確度が上がる
フィボナッチはエリオット波動理論でいつ転換点があるか予測するときの助けとなるのですね!
うん。大衆心理を反映している神秘的な面を持つフィボナッチを活用すると予測精度を上げられるんだ。
フィボナッチ・リトレースメントを代表として、エリオット波動と高相性のフィボナッチインジケーターを活用して、トレードのタイミングを見計らいましょう。
エリオット波動の必勝パターンも記事にまとめました
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