この記事で解決できるお悩み
- フィボナッチリトレースメントについて知りたい
- 『実践で使える』ラインの引き方を知りたい
- 損切りが上手くなりたい
- 分析方法をマスターしたい
フィボナッチリトレースメントは、初心者でもすぐに使いこなせますか?
うん。フィボナッチリトレースメントは、初心者にも使いやすい押し目買いや戻り売りに対して有効なフィボナッチ系インジケーターとしてよく利用されています。
ではフィボナッチリトレースメントのラインの引き方を知りたいです!
わかりました!では今回はフィボナッチリトレースメントについて解説していくよ。
ラインを引くときの流れをわかりやすく解説するので、しっかりと学んでいこう。
▼エリオット波動とフィボナッチについての記事はこちら▼
※記事内に出てくる画像は下記のオールインワンから引用しています。
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フィボナッチリトレースメントとは
フィボナッチリトレースメントは、フィボナッチ比率に基づいた水平ラインをチャートに描き分析をするフィボナッチ系インジケーターです。
フィボナッチ系インジケーターには
- フィボナッチファン
- フィボナッチアーク
- フィボナッチタイムゾーン
- フィボナッチスパイラル
などのさまざまな種類がありますが、フィボナッチリトレースメントは、水平ラインを使用するシンプルかつ、『経験上もっとも機能する分析手法』です。
オールインワンより引用(テキスト上ではフィボナッチリトレースメントを内部リトレースメントと表記)
FXの取引ツールに搭載されていることが多いので、初心者でも簡単に使いこなせます。
フィボナッチリトレースメントは、トレンド相場での反発を見極めるときに使いやすいテクニカル指標として上昇トレンド・下降トレンドのどちらでも利用できます。
フィボナッチリトレースメントの水平ラインは、サポートラインやレジスタンスラインになることが多いので、相場の動きを予想するのに役に立ちます。
フィボナッチリトレースメントのラインの引き方4ステップ
フィボナッチリトレースメントは、フィボナッチ比率に基づいて水平ラインを引くだけなのでとても簡単です。
ここではフィボナッチリトレースメントでのラインの引き方の流れを見ていきましょう。
- トレンド相場の安値と高値を探す
- フィボナッチ比率に基づくラインを引く
- 補助的に有用なラインを引く
- 相場を分析してトレードする
①トレンド相場の安値と高値を探す
オールインワンより引用(テキスト上ではフィボナッチリトレースメントを内部リトレースメントと表記)
全体のイメージは上の画像です。
フィボナッチリトレースメントのラインを引くときには、トレンド相場で安値と高値を探します。
上昇トレンドならトレンドの開始点になる安値と、上がりきった直近の最高値を使います。
下降トレンドの場合には開始点を高値、終着点を低値としましょう。
②フィボナッチ比率に基づくラインを引く
フィボナッチリトレースメントの引き方は、フィボナッチ比率に基づいて水平ラインを引くだけです。
上昇トレンドなら安値を0%、直近の最高値を100%として、フィボナッチ比率の23.6%、38.2%、61.8%、76.4%の水平ラインを引きます。
FXの取引ツールにフィボナッチリトレースメントが搭載されている場合には、安値と高値を指定するだけでラインを引くことが可能です。
③補助的に有用なラインを引く
フィボナッチリトレースメントを活用するときには、0%、50%、100%の補助的な水平ラインも引きましょう。
トレンドの開始点を示し上昇トレンドでは安値、下降トレンドでは高値に設定されます。このラインはトレンドの基準点となり、価格がここに戻ることは、トレンドの強さの再確認や、重要なサポートまたはレジスタンスとして機能する可能性があります。
価格がトレンドの開始点から最も遠い点(安値から高値、または高値から安値)までの中間点を示します。フィボナッチ比率ではないですが、多くのトレーダーが心理的なポイントとして使用します。
トレンドの最終点を示します。上昇トレンドでは高値、下降トレンドでは低値に設定されます。0%ライン同様、重要なサポートまたはレジスタンスとして機能する可能性があります。価格が前回の顕著なピークや底をテストする場合に重要です。
一般的なフィボナッチリトレースメントの機能では、これらの水平ラインも引けるシステムになっています。
④相場を分析してトレードする
フィボナッチリトレースメントのラインを引いたら相場を分析してトレードします。
価格がフィボナッチの特定の比率ラインに触れたり反応したりするかどうかを観察し、それを基に売買のタイミングを判断しましょう。
FXでフィボナッチリトレースメントを利用するポイント
フィボナッチリトレースメントを引いて相場を分析するときには注意点があります。
うまく活用するためのポイントを押さえておきましょう。
- 引き方に注意する
- 押し目と戻り目に着目する
- 他の分析手法と併用する
①引き方に注意する
フィボナッチリトレースメントのラインを引くときには、安値と高値を見誤ると正しいラインになりません。
水平ラインなので引くこと自体は簡単ですが、安値や高値の数値がずれていると予測される転換点が変わるので注意しましょう。
②押し目と戻り目に着目する
FXでフィボナッチリトレースメントのラインを引くときには、押し目と戻り目を狙いましょう。
押し目は上昇トレンドのときに起こる一時的な相場の下落、戻り目は下降トレンドのときに起こる一時的な相場の上昇です。
上昇トレンドでは相場の上昇を受けて利益確定をするトレーダーが出てくることで、一時的に相場が下落する局面があります。
押し目になると安値と高値が明らかになるため、フィボナッチリトレースメントのラインの引き方も簡単です。
フィボナッチ比率の23.6%、38.2%、61.8%、76.4%あるいは50%のラインで反発が起こり、上昇トレンドが復活すると予想できます。
③他の分析手法と併用する
フィボナッチリトレースメントのラインは、トレンド相場で安値と高値を正確に把握して引くことが重要です。
引き方を誤らないためには移動平均線や一目均衡表など、他の分析手法も併用しながら確認していくとよいでしょう。
まとめ
- フィボナッチリトレースメントでは直近の高値と安値を結ぶ
- 反発や反落を予測し、押し目、戻り目を狙える
- 他の手法と併用すること
フィボナッチリトレースメントのラインは、フィボナッチ比率を知っていれば簡単に引けますね。
ただし、簡単だからといって正確に引かないと結果が大きく変わるので注意が必要だよ。
FXでの使用において、フィボナッチリトレースメントは直感的なインジケーターです。
フィボナッチ比率に基づいて水平ラインを引くだけで相場を効果的に分析できますが、精度を高めるために、他の分析手法との併用をしていきましょう。
エリオット波動についての記事はこちら
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