この記事で解決できるお悩み
- 高値掴みしない方法が知りたい
- 自分のトレードルールを定めたい
- エントリーに自信を付けたい
- ギャンブルトレードをやめたい
FXトレーダーの悩みのほとんどを解決してくれる分析方法があります。
それがエリオット波動です。
エリオット波動を使えば、相場の大衆心理を読んだり、相場のトレンドの寿命を読んだりいろいろなことができます。
今回は、以前エリオット波動について徹底解説した動画を記事にしました。
ルールを定めてトレードしたいんですけど、なかなかできないんです。
エリオット波動を使えば一定のルールができるので、トレードの成績が安定するよ。
ぜひ身に付けたいです!よろしくお願いします!
エリオット波動は機関投資家も使用している実用性の高い手法だからぜひマスターしてください。
それでは早速、エリオット波動の基礎から勝つために必要な知識を徹底的に解説していくよ。
エリオット波動を知ろう
「上昇トレンドの時にロングをしたけど急に下落してしまった。」
誰しもこのような経験があると思います。
エリット波動を使うことで、全てのトレードをルール化してトレードできるようになり、こういった失敗がなくなります。
まずはエリオット波動を理解するために、基礎を学んでいきましょう。
トレンドを構成する5つの波
※オールインワンより引用
トレンドというものは、基本的に5つの波で構成されています。
5つの波それぞれの特性ですが、まずは第1波が初動で動く上昇の波として現れます。
※オールインワンより引用
その後に続く第2波は、上昇波の約61.8%から78.6%、場合によっては90%程度までの深い調整を示す波となります。
また、ここはよく相場の2番底と呼ばれるところです。この2番底を捉えられたら、次に来る本格的な上昇トレンドである第3波を取れるようになります。
2波は、1波のスタートした価格を下回らないということがポイントです。
もしスタートした価格を割ってしまえば、まだトレンドが継続しています。
安値を更新してる間は、ずっとそのトレンドが継続しているというサインです。
しかし、安値を更新できなくなった瞬間、それはもしかしたら上昇のトレンドへの転換かもしれません。
安値が更新できなくなった=エリオット波動の第1波ができたとなり、2波で安値を割り込まなかったという可能性が出るわけです。
そこから上昇の3波を取りに行くということが手法として多いです。
3波は基本的に1番長い波なので、この上昇の波さえ取れれば大きな利益が狙えます。
つまり、この3波を見つけることがエリオット波動でかなり重要なポイントになってきます。
※オールインワンより引用
3波で1番長い上昇の波がきたあとは、第4波がきます。
第4波は、あまり方向感が出ない波です。
2波はさきほど説明したように急落する波ですが、4波というのはどちらかといえば揉み合ったり、トライアングルを形成して動きが出ません。
それをブレイクしていくと、最後に一気に急騰する5波に入っていきます。
それぞれの波の相場心理
相場心理をそれぞれの波に当てはめていくと、第一波というのはまだみんな疑っている状況です。
下落トレンドから上昇に転じた時に、「これって上昇?ただの戻り?どっちなんだろう?」といったように、疑いの波の形になっています。
けれど、第2波に入ったら「やっぱり下だったな」という心理状況になりますよね。
でも、なんか安値超えてなかった、安値更新しなかったという心理条件によって「じゃあ買ってみようか」というところから徐々に買いが入っていくのです。
しかし依然としてみんな疑いを持っています。
「これって本当に上昇トレンドなのか」、「まだ買っていいんだろうか」という疑いのまま上昇を続けていき、第4波になって売り方と買い方が交錯してくるわけですね。
「上がったんだからそろそろ売ろう」っていう人たちと「いやまだまだ上がるはず」という人たちの売り買いが拮抗するので揉み合いができやすいです。
そこで買い方が勝った場合、一気に上昇してくわけです。
今まで売り方の人たちの売りのポジションを巻き込んで一気に上に行くので、第5波は急騰が多いといわれています。
推進波と修正波
エリオット波動の波には、推進波と修正波があります。
推進波は、トレンドを作っている波です。
修正波というのは、上昇トレンドの場合その中に入ってくる下落の調整、下落トレンドの場合、その間に上昇してくる戻りの調整です。
この修正波は大体A、B、Cの3波構成でできています。
そしてここは重要ポイントですが、実は修正波のターゲットというのが存在します。
エリオット波動の上昇トレンドであれば、4波の安値になります。
4波のところの安値に向けて一気に落ちていくというパターンが多いので、うまくエントリーすれば、その5波から4波の安値に向かっていく波を利確のラインがはっきりした状態でエントリーができます。
エリオット波動のねらい目
エリオット波動で狙うタイミングは2つあると思っています。
1つは3波を狙う「上昇の波を狙うパターン」です。
もう1つは「第5波からの転換を狙うパターン」があります。
この第5波からの転換というのは、上昇が終わったフィナーレからショートをかけていくように下落トレンドをするところを取っていくという方法になります。
第5波を狙うのもすごくおすすめです。
もし3波を狙おうと思っても、これがなかなか難しいです。
1、2の段階で次に3波が来ると予想できても、それが本当に3波になるかどうかっていうのはわかりづらいものです。
しかし、1から4までそれぞれ波の特徴が出て、最後5波の急騰が始まり、1から5まで全部波の特徴に当てはまるとなるとカウントの精度がすごく上がります。
この場合、一気にショートをかけていくというような戦略が取りやすいです。
2波と4波は非対称の動きをしやすい
先ほど2波は急落、4波はトライアングルと揉み合いとかが多いという話をしました。
この2波と4波は、稀に逆転するケースもあるので注意が必要です。
2波でトライアングルとかを形成して次に上昇していくというパターンになってくると、オルタネーションといって次に来る波の4波は急落になることが多くなります。
2波と4波っていうのは、形があまり同じにならない点もヒントとして持っておくといいかなと思います。
4波はどのくらいの調整になるか
第4波は大体どれくらいの調整になるのでしょうか?
それを判断するためには、フィボナッチリトレースメントというテクニカル手法が必要になります。
まず波のスタートから第3波の高値までで、フィボナッチリトレースメントを引いてください。
そこから下落したところの大体23.6%か38.2%戻しのところがターゲットになり、次の第5波を狙ったロングが狙い目です。
初心者トレーダーが負けてしまう理由
初心者トレーダーの人が負けてしまう原因として多いのが、感覚的にトレードしてしまうということです。
しかし、エリオット波動を使うことによって、この感覚的にトレードするという原因を排除できます。
またエリオット波動だけではなく、相性のいいフィボナッチを入れたり、フラクタル構造を知ったり、パターンを入れたりすることで精度は上がってきます。
もし「感覚的なトレードから脱却したい」、「どういう風にトレードをしたらいいのかわからない」、「トレードの基準がない」という人は、しっかりとエリオット波動を勉強することをおすすめします。
エリオット波動を勉強する時のコツですが、難しい波は全部無視してください。
本を読むとジグザグや、カウントについてなどいろいろと書いてありますが、人によってカウントが変わることも多いです。
人によって変わってしまうようなものは、実際のテクニカル分析では使えないので、誰が見ても一目瞭然でなければ意味がありません。
このような点を押さえて勉強することによって効率が上がり、より性能の高いテクニカル分析ができるようになります。
まとめ
- トレンドには5つの波がある
- 第1波は懐疑的な波
- 2波はそれに対しての売り込み
- この2波を割り込まなかった場合は、大きな上昇トレンドの3波
- 第4波は調整の波でトレンドの方向感がない波
- 第4波で売り買いが拮抗して買い方が勝った場合、第5波に行く
エリオット波動の波にはそれぞれ特徴があるんですね。確かにこれはいろいろな戦略が取れそうです!
その意気です!エリオット波動を使いこなせれば、もはや未来予測といっていいくらいの精度があるので、しっかりとマスターしてくださいね。
パターンエントリー基礎編はこちら
パターンエントリー発展編はこちら
エリオット波動の必勝パターンも記事にまとめました
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